コンパクトレンズ

コンパクトで高性能で多機能を求めて

スマフォについて思うこと。

2007年の携帯業界を振り返る(2):ソフトバンクとイー・モバイルの台頭で苦境に立たされたウィルコム (1/3) - ITmedia Mobile

海外製品は端末自体が高いし国内販売の端末は種類が少なくて殆どキャリア縛りあり、かつネット使用用途だと非常に割高な料金プラン。また折角のqwertyキーボードも日本語入力はATOK入れないと散々だし、何よりデフォルトだとまるで使い物にならないという代物。なので

神尾 彼らの成長源はウィルコムのデータ通信ユーザーなので、そこを食い切るまでは伸びるでしょう。ただ、「EM・ONE」は売れてないですよね(苦笑)。みんなそろそろスマートフォンの限界に気づこうよ、と私は思っているんですけど。

と思う人がいてもおかしくないと思います。スマートフォンは電話機能のついたPDAであって、その筋の人のオモチャの領域を出ていないように思います。

端末のバリエーションが少ないのは、国産スマフォはW-zero3以降ようやく開発の途についたばかり、しかもシャープしかまともに開発していません。あとは海外製品の国内カスタマイズばかり、しかもSIMロック端末が殆ど。これでは選択肢は相変わらず狭いままです。

また、料金設定についても一部のヘビーユーザーを意識した設定になっており、Docomoでいえばパケホが4,095円/月に対してスマフォ用のBizホーダイは5,985円/月と約2000円近く高いのです。jigのようなフルブラや巷のモバイルプロキシを使えばどんなヘビーユースでもパケホで十分な私としては納得し難いものがあります。E-mobileにしても同様で、音声通話を使えない以上携帯電話と併用する必要があるわけで、それを考えると料金設定が高めです。またFOMAi-modeやHSDPAに慣れたユーザにとっては今更ウィルコムに戻れません。

最後にWindowsMobileがあまりに酷い点について。これは他のBlogでも散々書かれているようなので敢えてここでは詳細に触れませんが、カスタマイズしないと使い物にならない時点で多くのユーザを締め出しているとしか思えません。現時点ではスマートフォンには様々な点において限界があります。ただそれは現時点での制約を前提としており、今後の制度面での改革や端末技術、OSの進歩等が視野に入っていないようなので、記事としては突っ込み方が甘いように感じました。


ということで、今年はすばらしい端末と料金プラン!よろしくお願いします。