コンパクトレンズ

コンパクトで高性能で多機能を求めて

タブレットPCの人気がない理由?

タブレットPCの人気がない理由--価格と使い勝手がネックに - CNET Japan
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20398001-2,00.htm

タブレットは、ほかの中間的なデバイスや、ウルトラモバイルPC、ネットブックと同じように、本当のコンピュータのアクセサリなのだ。タブレットでは、価格に見合うほどのことができない。

LOOX UもタブレットPCとして使えますが、入力はもっぱらキーボードを使います。タブレットスタイルで使用する場合はウェブ巡回だけです。結局、長文入力のインタフェースがないタブレットPCは所詮ビュアーで、コンピュータのアクセサリ的存在なのでしょうか。


私はそうは思っていません。が、人気がない、製品も少ないのは事実。ではなぜ不人気なのか、ということですが、その前に私の理想のタブレットを妄想してみます。


まず最低リアルA5ノートサイズのディスプレイと紙のノートに匹敵するペン入力。私は普段A5サイズのノートを使っています。それ以下だとメモ帳レベルの記述しかできず、図表の記述が困難になります。要は紙のノートの代替です。ペンはクリックで色を切り替えたり消しゴムにできたりするとかなり便利だと思うのです。

あとはウェブブラウザと電子書籍リーダがあれば大抵のことは出来るんじゃないですかね。もちろんマーカーを引いたり付箋(タグ)を付けたりしたものを紙のノート同様に保存できること。手書きメモやらマーカー引いたウェブクリップなんかを全てをEvernoteで管理できればノートとしては結構万能な感じです。


紙のノートを置き換えるとなると、重量とサイズ、バッテリーの持ちが重要になってきます。紙より軽くはならないとしても、ノートPCを持ち運ぶよりは軽くなって欲しい。これはバッテリーライフとトレードオフなので、今の技術で最適なバランスがどの程度のサイズなのかはよく分かりませんが、何となく分厚くて結構重い割に画面は小さめでバッテリーの持ちも中途半端、みたいなものしか出来ないんじゃないかと思います。


さらには机の脇に置いていつでもノートを取れる体制になっているためには、画面オフからオンへの切り替えや手書きノートアプリの起動速度が重要です。肝心な時に砂時計がぐるぐるしたのでは使い物になりません。


タブレットPCの人気がない理由--価格と使い勝手がネックに - CNET Japan
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20398001-3,00.htm

タブレットが消費者市場に足がかりを得るためには、価格をもっと下げて、もっと多くのことができるようになる必要がある。

価格が下がるのは嬉しいことですが、PCへの入力はキーボード&マウスが最速、というユーザにとっては普通にモバイルノートを買った方が絶対に幸せになれます。タブレットはPCのように多機能、汎用を目指すよりは、用途を絞ってキビキビ動作する方が良いと思います。LOOX Uは理想的なんですが、画面が若干小さいのと動作がもっさりなのとスタンバイからの復帰が遅いのと、まあいろいろあって結局妄想デバイスの実現とはなりませんでした。理想への道は遠い...