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2015年 読んだ本(Kindle編)その①

とりあえずセールの時にいろいろ買っては放置しているのをぼちぼち読むことにしています。もともとあまり本を読む習慣はなかったけれど今年は年間50は読みたい。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ITの更なる普及発展により個人でできることが増えて起業のリスクが下がることで労働環境が激変する、大企業を媒介しない働き方として、専門家同士がオンラインで出会い、課題を共有し、タイムリーに解決プロジェクトを立ち上げてチームで仕事するスタイルを提示している。リアリティのある未来予想図として具体的なライフスタイルがケーススタディとして提示されていて、もう現役として先が短く選択肢も限られているオッサンというよりこれから社会に出ようとする若い方にこそ読んで欲しい本。★4。

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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運動不足の人は是非読んだ方が良いと思う、定期的に心拍数を上げると脳が活性化するという話。特に不定愁訴とか抑うつ状態などになりやすい人は試して損はない。脳内の伝達物質の活性化だけでなく、脳細胞のネットワーク回復、あと本書には書かれてないが心肺機能の維持向上による血流の改善(冷え性、肩こりなど)、脳への栄養・酸素の安定供給、平常時の心拍数低下によるストレス耐性の向上など、実際に定期的に運動するようにして以降、諸々の効果を実感しているところ。人は日常的に運動する生活に最適化されているので運動不足が諸々の不調を引き起こすという考えについては別途進化生物学の本を読む予定。★5

よくまとまっている系。手塚治虫ブッダでもいいのだけど、エッセンスだけならこれで十分かと。ブッダなきあとの分派をまとめる話や上座部仏教大乗仏教に分化しつつもそれぞれで信徒を獲得していくのは興味深いところです。派閥争いで喧嘩別れして弟子が離散してしまったら今の仏教はなかったかもしれない。悟りに至る修養が一部のエリートに独占されていたら現在ほどの広がりはなかったかもしれない。嘘も方便とは良く言ったものだと思う。★4

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

新興宗教もいろいろとあって面白い。新興宗教というとカルトを連想しがちだが、ある程度明文化された教義にもとづいた生き方を実践しているだけで、自分と近親者の暗黙ルールで生きている方が外から見れば奇異に映るようにも思う。ただ新興宗教の教義は往々にして神道や仏教、キリスト教などの教義の切り貼りだったりするので、その点では既存の宗教に比べて正当性が薄く、一般に理解され難いものがあるのかもしれない。あと創価学会の台頭は興味深いものがある。時流を捉える実業家の才覚を持った指導者が組織を拡大させるのは宗教に限った話ではない。★4

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ご丁寧に商品まで紹介してくれているのに面倒で何もしていない.. 書籍の知識がまったく実践できていないという意味で★3

書いてあることはシンプルで、ゴールを明確に描き、タスクに対してKPIを定めてPDCAを回す。それだけ。あと感情について自分でコントロールできるものとできないものを分け、コントロールできるものに集中するというもの。ネガティブな要素があれば淡々と排除すればいいし、排除できないならそれは制御不能なリスクとして管理すればいい。簡単に言うなよって感じですが、それができないなら状況に流されるしかないのもまた事実で自分はそっちの方が多いかもしれない..新しい発見というより思考を整理してくれた系★3