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新生LOOX Uおさわり記


495グラム・ポケットサイズのWindowsマシン 富士通LOOX U」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/18/news097.html

富士通は1月18日、個人向けPC「FMV」シリーズの春モデルを発表した。重さ約495グラムでWindows 7を搭載した超小型モバイルPC「FMV-BIBLO LOOX U」のコンセプトは「いつも持ち歩いて使えるライフパートナー」。紳士服売り場でジャケットの内ポケットのサイズを測り、本体サイズを決める参考にしたという「ポケットサイズPC」だ。

早速梅ヨドで店頭モデルを触ってきました。スペックはAtom Z520(1.33GHz)、メモリは2GB、ストレージは30GB SSD、OSはWindows7 Home Premium。メモリが倍になり、OSも7になり、もっさりからかなり解放されたかと思いきや、やっぱりきびきび動く感じではないです。Aeroは厳しい。Windowsエクスペリエンスは1.9とパフォーマンス的にはかなり貧相で、所詮はネットブックスペックであることを思い知らされます。


しかし。新生LOOX Uはここが違う。まずキーボードですが、キーピッチが14.7mm→16mmとなったことで入力はベラボーに進化しました。ブラインドタッチのミスはほとんどありません。記号のキーなんかかなり小さいのにこれは絶妙な配置。そして500gを切る超軽量かつコンパクトなスタイルは旧モデルから着実にモバイルマシンとして洗練されております。さすがにスーツの内ポケットはVAIO Pのケツポケ並の強引さではありますが。Fnボタンとか、使わなさそうなハードキーを削ったのは良かった。


残念なのは液晶サイズが5.6インチと変わらず解像度も1200x800と年寄りには厳しい解像度となっております。文字のサイズを大きくしたら高解像度が台無しだし、かといって小さすぎると非常に見づらくて自然と前屈みになってしまいます。私の使い方だと東京〜新大阪間の新幹線内でフルに使うと目の疲労、首、肩へのダメージは半端ないことが体験済みです。バッテリーライフも公称4時間とモバイルマシンとしては心許ない。無線WANではなくWiMAXという点もモバイル事情を考えるとちょっとなぁと思ってしまいます。


結論からすると、旧モデルから買い換えるほどではないかと。小さい字が大丈夫なら間違いなくおすすめです。あと、ネットワーク系のお仕事をされている方は一台持っていると狭い場所での障害切り分けなどに大変便利です。サーバルームでの作業にはもってこいだと思います。