コンパクトレンズ

コンパクトで高性能で多機能を求めて

iPhoneやAndroidは何がケータイと違うのか

http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200809/29/android.html


日本のモバイルといえばケータイ。ケータイ用の制限の大きいブラウザ専用のサイトも増え、着うたやケータイ用ブラウザで読むための小説など?コンテンツも充実してはきていますが、

昨今のWebサービスやWebアプリケーションは、iモードやcHTMLといった静的な世界とは異なる動的なものになっている。Ajaxに代表される非同期通信もそうだし、マッシュアップと呼ばれるAPIを使ったWebサービスへのアクセスなど、“Web”では“ページ”の概念自体があいまいになってきているのだ。ケータイに搭載されているWebブラウザは静的なページをレンダリングする古いインターネットの世界のままだ。HTTP上で、あちらこちらのAPIを叩いて新しいサービスやアプリケーションを作ろうというときに、iアプリのように通信できるドメインが限定されてしまうようでは使い物にならない。あるいは動的にページを書き換えるDOM(JavaScript)が使えないWebブラウザは、今やWebアプリケーションプラットフォームとしては時代遅れだ。

iモードの先見性は今更振り返るまでもないのですが、そこから抜け出せず、Webアプリケーションの進化に追いつけていないのは事実です。そういう意味ではイーモンも中途半端で、私がストレスを感じている、iPhoneを欲している要因の一つです。私も今後モバイルコンピューティングはWebアプリケーションプラットフォームを基本とした端末が主流になるように思います。主なデータはWeb上にあり、PCのウェブブラウザから編集して携帯端末にプッシュ同期できるようなサービスが一般的になって欲しいです。ソフト開発者向けのSDKチュートリアルも充実してくれば、アプリケーションの充実も期待できますし、そうなるとますます日本のいわゆるケータイをモバイルアイテムとして使う理由がなくなります。

日本のケータイという製品ジャンルは「ポケベル」のようにいずれなくなると思う。ただ、日本のメーカーやソフトウェアベンダといった企業、あるいは開発者は、今後グローバル市場で非常に多くの貢献をすることになるのではないかと思う。大手キャリアも好むと好まざるとに関わらず、大きく舵を取るようになるだろう。そうした動きの1つは日本Androidの会のようなところから出てくるのではないかと期待している。

国内キャリアにはスマートフォンを手当たり次第に投入するだけでなく、オープンプラットフォームの中で、国内での値下げ競争ではなく、グローバル市場で競争力のある端末やアプリケーションを期待しています。