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今日の太平記読み

太平記(一) (角川文庫)

太平記(一) (角川文庫)

森村誠一太平記」全3巻読み終わりました。正中の変から足利尊氏の死までを対象とした歴史小説です(原作は足利義詮が死ぬくらいまで)。太平記の記述をベースにしながらも、様々な資料をベースに時代を読み解いていきます。1991〜1994年の作品で、太平記を扱った小説としてはかなり新しい方ではないでしょうか。戦前の文部省唱歌にも歌われた名場面、十数年の間に政権が何度も入れ替わる南北朝のダイナミックな展開(特に後半)、もちろん時代を彩る個性豊かな天皇、公卿、名将。古戦場や名城、名刹巡りをしたくなりますね。太平記の魅力についてはおいおい。